1)ロンドンにいた話
もう3、4年前ですかね。
6月〜12月の半年間、イギリスはロンドンに留学してたことがあります。
ファッションの勉強と、語学の勉強と、両方するために行きました。
普通の大学を出てからファッションの学校の1年コースに通ったので、
もっとファッションの勉強がしたいっていうのとか、
まぁ色々あったんですわ。笑
でも海外に行って、この業界で働くのは向いてないな〜とか思ったりして。
ファッションはいまだに好きなんだけど、
自分の好きな世界観を表現するのと、
流行ったり、売れたりする商品を作るのとは、全然違うわけです。
結局、趣味で好きな服作れればいいやって思って、終わりました。
でもやっぱり、
アラサーになってもファッション業界の、
というか、モデルさんの可愛さ・美しさには憧れるものがありますね。
こういう風になりたいって思います。
2)オシャレと葛藤
「セシルのもくろみ」の影響でしょうか。。
テレビを見ない私が、唯一見ているドラマです。
真木よう子さんも吉瀬美智子さんも大好きですが、
一番チェックしてるのは板谷由夏さんのファッション。
板谷さん演じる黒沢のファッションが、
一番私の好みで、一番オシャレだと思うのです。
自分を確立しているというか。
スタイリストがいるんでしょうけど、センスありまくりスティー。
本当のオシャレって、
「自分に似合うものを分かっているかどうか」
だと思うんです。
で、そんなファッション好きで、
似合わない服でもテキスタイル(生地)が気に入ったら、
デザインの参考にするために買ったりしてた私なのですが、
ここで葛藤が生じてしまってるんです。
というのも、ロンドンに行って以降、
ミニマリストの生き方に憧れているんですね。
渡英前は、
クローゼットに入りきらないほど服があって、
毎回出かける時は、
最低でも1時間ほどコーディネートに悩んだりしてました。。
しかしながら、
当然、
海外に半年行くと行っても、
クローゼットを丸ごと持っていけるわけじゃないですし、
元々「旅行は最小限の荷物で行きたい派」だったので、
GUやUNIQLOでシンプルな服を買い、
「半年後に帰国する時は、ロンドンで服を捨てて帰ってこよう」
と思って、イギリスに行ったんです。
そしたら、
なんとまぁ、服選びに時間のかからないこと!!
今までの時間は何だったのだろうかと思うほど、
生活がしやすかったんです。
3)同じ格好の人がいない
もちろんオシャレをする楽しみは減りましたが、
ロンドンってコスモポリタンな都市といいますか、
多国籍都市といいますか、
みんながみんな、自分の好きな服装をしているんですよ。
流行りの格好をしてる人って、実は全然いなくて、
Tシャツにパンツみたいな、ラフな格好であったり、
動きやすいスポーティな格好であったり。
宗教の関係で、ヒラヒラしたのを頭に巻いていたり。
日本と比較すると、
リュック率高いし、
通勤もロードバイク率高いし、
化粧薄い人?すっぴん?多いし、
なんというか、
いい意味で人目を気にせず、自分らしくいられる街なんです。
日本って、私の中ではですけど、
ダサい服着てたら後ろ指さされて笑われたり、
「オシャレが正義」みたいなところあるじゃないですか。
ボーダーが流行ると街中ボーダーだらけになったり、
あの人の服、さっきすれ違った人も着てたよねってなったり、
とにかく同じような格好の人が多くて気持ち悪いですよね。爆
それがロンドンでは、
夜クラブ行く以外で着飾ってると、逆に目立っちゃうんです。
もちろん、
西洋人とアジア人の顔立ちの違いとか、
スタイルの違いとか、
諸々あるかもしれませんが、
だとしても!!
この「格好つけなくていい」生活が、
私の中ではとっっっってもストレスフリーだったのです。
(ちなみに私の”美の価値観”は別で書こうと思ってます)
4)身軽になる
毎日服を選んでいた時間を、
例えば読書をしたり、
のんびり外を散歩したり、
そういった有意義な時間に置き換えることができたんです。
「あぁ、なんて楽なんだろう・・・」
と思いました。
だから帰国した時は「日本はなんてストレスフルなんだ!!」って。笑
半年しか行ってないのに、外国かぶれ。笑
それ以来、
今まで買っていた雑誌を買うのも止め、
着ない服は捨てたり売ったりして、クローゼットがスカスカになりました。
それでもまだいっぱいあるけど、、、
流行にとらわれず、自分のその日着たい服を着る。
トップスもボトムも数はいらない。
選ばない分、他のことに時間も使えるし、
「あれじゃない、これじゃない」って考えるストレスもない。
だから、服以外にも色々なものを捨てました。
聴かないCD、読み終わった本、
「思い出は心の中に・・・」って誰かに言われたのも思い出して、
昔作った作品とかも捨てました。
そしたら部屋がスッキリして、風通しが良くなりました。
「断捨離」って言葉が流行ったり、
「フランス人は服を10着しか持たない」って本が売れたりしましたが、
本当に身軽になるって素晴らしいなと感じてます。
それだけでも心が軽くなります。
掃除も楽だし。
5)・・・のはずが
最近、木曜夜10時からやっているドラマ「セシルのもくろみ」の影響か、
またオシャレをすることに興味を持ち始めてしまったんですね・・・!
板谷さんの服可愛い!どこのだろう?
って探してるうちに、
あれ?この服も可愛い!欲しい!
ってなって、つい買ってしまったり・・・。
そして後悔するわけです。
「あぁ、やっちまった」と。
服が増えた。
毎朝着る服に悩む。
場所もお金もなくなる。
ストレス。
↓
着る回数が少ない、古くなった服を捨てる
↓
ドラマを見る
↓
影響されて、服が欲しくなる
このループなwww
あと、彼氏と同棲してるわけですが、
彼氏のワンピース(漫画のね)のフィギュアがものすごく邪魔なわけです。
私はロンドンから帰ってきて、
断捨離のためにエヴァンゲリオンのフィギュアを全部捨てたのに、
現在、家に何も使えないフィギュアがある。
もう本当にどうにかして欲しい。
それだけで天井棚を全て支配している。
でも、彼は32歳にしてワンピースを心の底から愛しており、
ワンピースグッズを捨てた日にゃ、別れを切り出されるでしょう。
いや、わかりますよ。
私もエヴァのフィギュアありましたし、元々腐女子ですから。
でも、どうしてもフィギュアが邪魔なので、
私が彼氏を断捨離しないといけないかもしれません。笑
まぁ、そんなこんなで、
ミニマリストとまではいいませんが、
なるべく物を持たない生活に憧れています。
そして同時に、
オシャレを楽しむために服が沢山欲しいという思いもあり、
そこに葛藤があるっていう話でした。
少ない服でオシャレを楽しむのが一番素敵ですね^^
↓私は帰国後にこれを読んで、「そうそう!」と思いました。
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